マンション投資のメリットとデメリットとは?
公開日:2023/02/01 最終更新日:2023/01/31
マンション投資は、購入したマンションを貸し出して家賃収入を得る投資方法です。安定した収入が期待できますが、成功させるためにはメリットとデメリットを理解し、リスクに備えることも大切です。本記事ではマンション投資が有効な理由や、デメリットについても詳しくお伝えします。マンション投資を考えている方はぜひ参考にしてください。
マンションに投資するメリットは?
将来的に年金の減額が懸念されるなか、投資を始めようと考えている方も多いでしょう。マンション投資は初心者には難しいイメージがあるかもしれませんが、さまざまなメリットがあります。
長期的に安定した収入が見込める
マンション投資は、入居者がいる限り毎月家賃収入が発生します。金融投資は売却して利益を得るため価格の変動を常にチェックする必要がありますが、マンション投資は情勢に左右されにくく、安定した資産形成が見込めます。
入居者が確保できるのか不安に感じるかもしれませんが、需要のある物件選びや信頼できる管理会社に入居付けを依頼すれば、空室リスクを避けることが可能です。
比較的ローリスクでできる
株やFXなどの金融投資は、売るタイミングを掴めれば大きなリターンを期待できますが、元本保証がないため、企業が倒産すると価値がゼロになってしまうこともあります。
しかしマンションのような不動産は、物としての評価があるため、価値がゼロになることはありません。マンションを運営していくのは大変そうに思えますが、物件の管理や入居者の対応は管理会社に委託できるため、信頼できる管理会社を見つければ安心です。
少ない自己資金でも始められる
マンション投資は、金融機関の融資を受けることが可能です。自己資金が少なくても始められるため、収益が上がればレバレッジ効果が高く、効率のよい投資方法になります。少額からでも資産形成ができるのはマンション投資の大きなメリットでしょう。
マンション投資のデメリット・リスクを知っておこう
少額から始められて長期的に安定した収入を期待できるマンション投資ですが、デメリットもあります。事前にデメリットを理解し、リスクに備えましょう。
空室が続くと収益が得られない
マンション投資は家賃収入が基本なので、入居者の確保は必須です。長期にわたって空室が続くとローンの返済にも影響する可能性があります。
とはいえ、物件選びの段階で駅から徒歩圏内のエリアや、人口の多いエリアなど需要が見込める物件を選択することで安定した入居者確保が期待できるでしょう。入居者募集に関しても、入居付けが得意な管理会社に依頼することで空室リスクを避けることができます。
年数が経つと修繕費が必要になる
マンション投資で頭に入れておくべきことのひとつに修繕費用があります。築年数が経つとどうしても老朽化が進み、屋根の補修や外壁の塗り替えなどの修繕が必要になります。放っておくと水漏れや雨漏りなどの恐れがあるため、10年~15年に一度は大規模修繕をしなければいけません。
マンションの大規模修繕となると多額の費用がかかりますが、避けては通れないことなので前もって積み立てておくなどの準備が必要です。修繕するタイミングなどは、管理会社と相談するのがよいでしょう。
災害や事故で損害を受ける心配がある
地震などの自然災害や事故で損害を受けると、物件の価値が下がって収益に影響することがあります。想定していた収益が得られなくなると大きなダメージとなるので対策が必要です。地震に関しては、新耐震基準を満たした物件を選ぶことでリスクを回避しましょう。
事故に関しては、事故に対応している保険に加入してリスクを最小限に抑えるのがおすすめです。原状回復費用や一定期間の家賃が負担される保険などがあるので事前にチェックしておきましょう。また、セキュリティの強化で事故を防ぐことも大切です。
不動産投資は本当に有効な投資先なのか
不動産投資の利回りは4%前後なので「株やFXの方が有効なのでは?」と考える方もいるかもしれません。確かに金融投資は不動産投資に比べると大きな収益を得られることもあります。しかし、長期的に安定した収益を上げるなら、毎月の家賃収入があるマンション投資のほうが有効でしょう。
空室や災害・事故などのリスクはありますが、確かな物件選びと信頼できる管理会社に依頼すること、リスクに備えた保険加入などで対策が可能です。
ローンで購入すれば、団体信用生命保険に加入するので生命保険の代わりにもなります。場合によっては売却して収益を上げることもできるうえ、節税対策やインフレ対策など、金融投資と比べてたくさんのメリットが期待できる投資方法です。
まとめ
マンション投資のメリット・デメリット、リスク対策についてお伝えしました。マンション投資には空室リスクや大規模修繕などのデメリットがありますが、事前に対策できることがほとんどです。
金融投資のように大きなリターンは難しくても、家賃収入で長期的に安定した収益を上げることができ、長い目で見れば有効な投資方法といえます。年金の支給額に不安のある方や、ローリスクの投資方法に興味のある方はマンション投資を検討してみてはいかがでしょうか。