マンション投資を行う上でのリスクとは?自己資金はいくら必要か
公開日:2023/08/15 最終更新日:2023/06/16
初心者でも気軽に始められるものとして、マンション投資があります。最近は会社員として勤務しながら副業として取り組んでいる人や、リタイア後に取り組んでいる人もいます。誰でも気軽に始められますが、リスクについて知っておく必要があります。リスクに適切に対処できるように準備も進めておきましょう。
マンション投資のリスクとは
いくつかのリスクがあります。将来予想できないこともリスクに含まれているので、そのときに毅然と対処できるようにしましょう。
空室のリスク
入居者が急に引っ越ししたときや、新しい入居者が表れないときは、家賃収入が途絶えてしまいます。こちらのリスクはいつ発生するか分からないので、新築や中古を問わず常に備えなければいけません。
家賃滞納のリスク
支払期日までに家賃を支払ってくれない入居者に遭遇する可能性があります。なかには夜逃げする入居者もいるので、そのようなトラブルに対処できるようにしましょう。
建物および設備の老朽化のリスク
築年数が長くなると、建物の外観が古くなってしまいます。また、室内の設備も新築よりも古くなってしまうので、入居希望者に選ばれにくくなってしまいます。そのため、メンテナンスや設備投資のタイミングや予算を考えておく必要があります。
流動性のリスク
株のように数日で売却するのは難しいので、すぐに現金化できると思わないほうが良いでしょう。
金利変動のリスク
将来を予想するのは難しいですが、支払いが増えてしまう可能性があります。
火災や地震などのリスク
保険に加入するなどして備えておかなければいけません。また、火災や地震などが発生すると、被害の状況に応じて修復しなければいけません。そのための費用も用意しておきます。
マンション投資に自己資金はいくら必要?
ほかのビジネスを始めるときよりも安く始められます。しかし、継続するのは難しいので、シミュレーションを怠らないようにしましょう。
300万円程度から始められる
ワンルームマンション投資であれば、300万円程度の自己資金があれば始められます。ローンを組んでビジネスを始められるので、数千万円の物件でも最初は300万円程度あれば問題ないでしょう。自分の資産状況に応じてワンルームから始められるのが魅力的です。
株との違い
ハイリスクハイリターンの投資といわれている株とは異なります。マンション投資はローリスクでロングリターンです。そのため、すぐに高額なお金を手に入れられると思わないようにしましょう。
定期的に家賃収入を確保できますが、投資したお金を1年や2年で回収できると思わずに、長い時間をかけて回収していく方法になります。
中古のほうが安く購入できる
新築と比較するとおよそ20~40%安く購入できます。初心者は最初から高額な費用を負担しなくても済む中古を選択しましょう。
ただし、メンテナンス費用や空室のリスクに備えなければいけません。一般的に新築のほうが設備は新しいので入居率が高くなります。
マンション投資のリスクを抑える方法
自分だけでリスクを抑えるのが難しいときは、信頼できる不動産会社のサービスを利用しましょう。住まいや投資の専門家としてアドバイスしてもらえます。
空室リスクが低い不動産会社を選択する
自分で魅力的だと思えるマンションを購入しても、入居者を確保できなければ収入が入ってきません。それでは投資したぶんの費用を回収できないので、不動産投資の成功率が低下してしまいます。
不動産会社のサポートを受けたいと考えている人は、入居率が95%以上を目安に選択しましょう。入居率95%は高い数字ですが、本当に優秀な不動産会社は、空室が発生する確率を限りなくゼロに近づける取り組みを行っています。
メンテナンスおよび運営
マンションの資産価値は新築ほど高く、築年数が長くなるにつれて資産価値が低下します。できる限り価値を維持していくために、マンションに応じた管理業務をサポートしてくれる不動産会社のサービスを利用しましょう。
築年数が長くなると、建物だけではなく設備も古くなってしまうので、適切なタイミングで設備をリフォームする必要性が出てきます。親身になって対応してくれるスタッフが在籍している不動産会社を選択しましょう。
マネジメントシステム
空室のリスクや家賃滞納のリスクを現在から明確に予想するのは難しいですが、リスクをマネジメントすることは可能です。信頼できる不動産会社に依頼しましょう。入居者の家賃滞納が発生した場合、入居者の契約内容の見直しや家賃の回収を委託できるので、自身で悩みを抱える必要はありません。
どのような手順を踏んで手続きすれば良いのか分からない人は、遠慮なくサービスを利用しましょう。
まとめ
オーナーが資格を保有している必要はありませんが、不動産に関する知識やスキルは持っておいたほうが良いでしょう。自分で取り組める自信が無い人は、信頼できる不動産会社のサービスを利用しましょう。この際、マンション投資を得意としているかどうか確認する必要があります。得意分野と不得意分野があるからです。入居率の高さも判断するときの材料になるので、データを集めておきましょう。