ワンルームのマンション投資は儲からない?成功率やコツを解説
公開日:2023/09/15 最終更新日:2023/06/16
初心者でも気軽に始められるのが、ワンルームのマンション投資です。初期費用がそこまで発生しないので、副業や節税目的で始める人が増加しています。しかし、成功率はおよそ10%となっているので低いことが分かります。また、さまざまなリスクが予想されるので、賢く不動産投資を始めることが大切です。
ワンルームマンション投資とは
駅に近いマンションや都心部のマンションであれば、入居者は多くいます。しかし、ほかにもマンションがたくさん建てられているので、競合との勝負に勝たなければいけません。
ワンルームマンション投資とは
近頃耳にするワンルームマンション投資とは、ワンルームマンションを購入した後に、入居者に賃貸して投資する方法です。家賃収入を得ることが可能になります。
ワンルームのみ購入するので初期費用がそこまで発生しないメリットがあります。そのため、さまざまな年代の人が気軽に始められるようになっているのが魅力です。
入居者を募りやすいメリット
駅からすぐ近くにあるマンションや都心部のマンションは、多くの単身世帯の入居者が生活を送るので、集客に苦労しにくいメリットがあります。しかし、必ず成功するとは限りません。
初期費用がそこまで発生しないだけではなく、入居者を募りやすいということは、誰でも取り組める事業になるからです。それだけ競争相手が多いビジネスなので、デメリットや注意点も知っておきましょう。
成功率はおよそ10%
不動産投資の目的は個人ごと異なるので、成功の定義が曖昧です。こちらの数字の根拠は存在しませんが、自分の目的を達成できた人がおよそ10%であると捉えると、決して高い成功率ではないでしょう。
たとえば、年収1,200万円以上の人は、家賃収入を目的とするよりも節税や相続を目的としている場合があります。また、副業として家賃収入を得たいと考えている人や、相続税対策として不動産投資をしたいと考えている人の成功率は、やや高めという結果が出ています。
ワンルームマンション投資は儲からない?
入念に準備しない人は失敗する確率が高くなります。さまざまなリスクに対してどのように行動するのか考えておきましょう。
初心者はサポートがないと儲からない可能性が高い
初心者は、不動産投資の知識やスキルが不足しているので、知識とスキルが豊富な経験者よりも不利な状況になります。また、何とかなると考えて見切り発車でビジネスを始めてしまう人も注意が必要です。
成功率が低いということは、失敗する可能性のほうが高いということなので、初心者は自分だけで取り組むのではなく、サポートを受けましょう。特に、ワンルームマンション投資のリスクは、常に頭に入れておく必要があります。
空室リスクがある
ワンルームマンションのみ購入するので、入居率は0%または100%になります。入居率が0%であれば家賃収入が一切入ってきません。
この間、収入は入ってきませんが、ローンの費用と管理の費用が発生するのでマイナスになってしまいます。一時的な空室であれば問題ありませんが、長期間の空室は避けたいところです。
家賃が下落するリスクがある
マンションは築年数が浅ければ資産価値が高いですが、築年数が長くなると家賃が下落するリスクがあります。
また、それに伴いメンテナンス費用や、設備投資のための費用が発生するので、そのようなリスクに備えなければいけません。
価格変動リスクがある
株式投資よりも変動が緩やかですが、売却価格は変動しています。そのため収支のシミュレーションを作成するとともに、売却のタイミングを誤らないようにしましょう。
ワンルームマンション投資のコツ
予想されるリスクに適切に対処することで、成功確率を高められます。自分だけで悩まないように、信頼できる人を近くに置きましょう。
中古のワンルームマンションから始める
初心者で要領を得ていない人は、新築で高額なワンルームマンションから始めるのではなく、手頃な価格で購入できる中古のワンルームマンションから始めましょう。
失敗するリスクをあらかじめ下げることで賢く投資します。ただし、新築よりも修繕リスクや空室リスクが発生する恐れがあるので、対策を講じておきます。
信頼できる不動産会社に相談する
成功している投資家は、信頼できる不動産会社のサービスを利用しているケースが多くなっています。トラブルに巻き込まれたくない人は、不動産会社が提供しているサービス内容を比較しましょう。
シミュレーションを入念に行う
将来的なことを予想するのは難しいですが、ある程度シミュレーションすることで、投資したぶんを回収できる時期が分かるようになります。自分でも計算できるので、見切り発車で始めるのではなく確実に回収できるようにしましょう。
まとめ
気軽に始められるからこそ競合も多くなります。特に、駅から近いマンションや都心部のマンションはレッドオーシャンなので、上手に差別化して魅力を伝えなければいけません。自分だけでも取り組めますが、失敗をできる限り回避したい人や、専門的なアドバイスを求めている人は、不動産会社のサービスを利用しましょう。入念なシミュレーションは忘れないようにしてください。