【不動産/株/仮想通貨】投資でFIREするにはどれがおすすめ?
公開日:2023/02/01 最終更新日:2023/01/31
近年、早期リタイアの方法としてFIREが注目されるようになりました。不動産、株、仮想通貨などの投資による収益で生活していくFIREですが、どの投資方法を選べばよいのでしょうか。この記事では、FIREを実現させるためにはどの投資方法がよいのか、それぞれの特徴とおすすめの理由についてお伝えします。
投資でFIREするってどういう意味?
FIREとは、投資で経済的な自由を得て早期にリタイアすることです。早期リタイアといえば、貯金や遺産相続によって手に入ったお金で生活していくケースがありますが、FIREはそれとは異なり、資産運用の利益で生活できるようになることがポイントです。
FIREを実現するには、充分な利益を上げるためにある程度の資金が必要です。よくいわれるのが4%ルールで、資金はリタイア後の年間生活費の25倍用意しなければならないとされています。
しかし多額の資金を用意するのは簡単ではありません。そこで、資産運用だけでなく副業などをしながら生活する「サイドFIRE」という方法もあります。
不動産投資の特徴
不動産投資は、マンションや店舗などの物件を購入し、家賃収入や売却で利益を得る投資方法です。資金が足りなくても金融機関の融資を受けて購入できるので、少額からでも投資を始めやすいのがメリットのひとつです。
入居者が決まれば毎日家賃収入が発生し、安定した収入が見込めます。インフレになっても、不動産という物の価値は下がりにくいのも魅力です。ただし空室が続くと家賃収入が得られないため、エリアや利便性などを考慮した物件選びが重要でしょう。
入居者のニーズを満たしたマンションやアパートなら空室リスクは少なく、安定した家賃収入が見込めるので、長期的に資産形成ができます。リターン、リスクは中程度の投資方法です。
株式投資の特徴
さまざまな企業が発行する株式を選んで購入し、売却での利益や配当金、株主優待のサービスなどを得るのが株式投資です。
一番のメリットは、購入した株式の株価が上昇したときの値上がり益です。変動する価格をチェックし、タイミングを見極めて売却することで購入したときよりも高く売って利益を得ることができるでしょう。
株式投資には、売却して利益を得るほかに、企業の業績によって発生した利益の一部が配当金として還元されます。また、企業のサービスや商品などの優待が受け取られる株主優待も魅力です。自社製品や優待券が提供されるため、自分の欲しいサービスが得られる企業の株を購入するのもよいでしょう。
株式投資のリスクとしては、元本保証がなく、株価が値下がりすると損失が発生することです。万が一、株式を購入した企業が倒産したら価値がゼロになることもあるため、常に投資先の情報をチェックしておく必要があります。
仮想通貨投資の特徴
仮想通貨は、ネット上でやりとり可能なデジタル通貨のことです。デジタルのデータとして存在している通貨で、円やドルのように国家が発行する法定通貨とは異なります。近年日常的に使われる電子マネーは法定通貨を電子化したものですが、仮想通貨はそれ自体が独立した通貨で、日本銀行のような中央管理者は存在しません。
ブロックチェーンという改ざんが難しい技術によって管理されています。仮想通貨は支払いでの利用や法定通貨との相互交換が可能です。価格が変動するため、投資方法のひとつとして注目されており、日本では金融庁に認められた取引所だけが仮想通貨を取り扱うことができます。
ほかの投資方法と同様、売却して利益を得ます。値動きが大きいため、少額の投資でも大きなリターンが期待できますが、その分ハイリスクでもある投資方法です。
FIREするならどの投資方法がよいのか
一攫千金を狙うのであればリターンの大きい仮想通貨もよいですが、取引所や制度がまだまだ不安定のため、リスクが懸念されます。
不動産投資や株式投資は昔からある投資方法なので、セミナーや本などで勉強し、リスク対策ができるでしょう。不動産投資は毎月の家賃収入で安定した収入が見込めます。株式投資は、値上がり益のほかにも配当金や株主優待のメリットがあります。
FIREは早期リタイアして資産運用で生活することが目的なので、できるだけ損失は抑えたいものです。どの投資方法にもリスクはありますが、自分が運用しやすい方法を選んで長期的な資産形成を目指しましょう。
まとめ
FIREするための投資方法には、不動産・株・仮想通貨などがあります。不動産投資は、少額の資金でも始めやすく、入居者が決まれば毎月の家賃収入が得られます。株式投資は、株価が上がったタイミングで売却することで大きな利益が期待できるでしょう。
仮想通貨はまだまだリスクもありますが、ハイリターンが期待できる新しい投資方法です。それぞれの特徴を理解し、自分に合う投資方法でFIREの実現を目指してくださいね。